肩痛(五十肩・四十肩)の治療例
鍼治療による五十肩(四十肩)の改善報告集です。
症例4 夜間の痛みで寝れない肩痛
患者
40代 女性
来院
2018年 11月
症状
1年前から右肩から右腕に痛みを感じるようになっており、徐々に悪化していった。
1か月前から痛みが急に強くなりだし、腕が上がらなくなり、夜間強い痛みが出るようになり、痛みで目が覚めてしまう。
我慢ができなくなり、息子さんの紹介で来院。
施術内容と経過
実際に肩を動かすと、肩を外から上げる動作で痛みが強く、90度まで痛みが強く上がらない。
また後ろ手に帯を結ぶような動作にも痛みが強い事が分かった。
これらの事から、胸椎の歪みに着目し緊張の強いツボに鍼をすると肩を外から上げる動作は90度付近まであげれるようになり、先ほどのような激痛は軽減した。
さらに状態を安定させるために、足首のツボ、腰のツボに鍼をした。
同様の施術を繰り返し、3回目の施術時には夜間痛はなくなり痛みで目が覚める事はなくなった。
その後少しづつ、肩関節の可動域は広がっていき、10回目の施術でほぼ痛みはなくなり、日常生活でも問題がないので施術を終了とした。
同時に施術した症状
なし
主に使用したツボ
C5(1) T4(1) T6(1) 伸脈 志室
考察
夜間痛のある肩痛は、夜間の痛みが強く睡眠も十分に取れず心身が疲弊していく。
肩には鍼をせずに、動きを整えると夜間痛がなくなり睡眠もしっかり取れるようになると、自然と身体も良い方向へ行こうとして改善のスピードもアップする。
※結果には個人差があり、
症例3 腕の上げ下げの途中で出る肩の痛み。
患者
50代 男性
来院
2018年 7月
症状
左肩が1か月前から痛い、腕を上げた時、下げる時に痛みが出る。
シャンプーや上の物を取るなどの動作が辛く、出来ない。
2年前に右肩が痛くなった時に、当院の施術で改善したので来院。
施術内容と経過
動きを良く観察すると、腕の挙上140度前後で三角筋に痛みが出ていた。
下げる時も同じ角度で痛みが出る事から、右の足にあるツボ選択し鍼をした。
また腰のツボ、胸椎の調整をするツボなどを使い肩の動きを整えた。
初診時は施術終了後、多少動きが良くなった程度で痛みは全く変化がなかったが、2日後から急速に痛みが半減し、3診目には全く痛くなくなったため、施術を終了とした。
主に使用したツボ
(R)玉陽 (L)志室 (L)T3(1)
同時に施術した症状
なし
考察
肩の痛みは日常生活に大きな影響を及ぼす。
自由度の高い関節だけに多角的に症状を観察する必要がある。
今回は左肩の痛みであったが、右足が関連していた。
施術する度に楽になっていき、早期に改善することが出来た。
※結果には個人差があり、
症例2 柔道で出る肩の痛み。
患者
30代 男性
来院
2016年12月
症状
学生時代より柔道をやってきた。
現在も週2回ほど練習しており、乱取りなどで相手の襟を「絞る」ような動作で、右肩の前面に痛みが出る。
かなり以前から、上記のような痛みを感じていたが慢性的なものだと諦めていたが、今後も柔道を続けて行くことを考えて来院。
治療内容と経過
日常生活的にはあまり、問題ないがスポーツで症状が現れるケース。
特に柔道で襟を絞める動作は、手指を強い力で握りながら、自分の体の内側に絞り込んでいく。
このことから、前腕の疲れと胸椎の連動を考え治療にあたった。
初回は胸椎から肩甲骨の内側の動きが出るように、鍼をすると肩を前から上げる動作が楽になった。
二回目の来院時、実際に柔道をやった時の痛みを聞くと「痛みはまだ残るが、すごく肩が動いてやりやすかった」との事。
前回の治療に前腕内側のツボを使い、鍼をすると、腕を横から上げる動作と水平内転と言われる動作が楽になりこの日は終了。
3回目・4回目と症状を診ながら進めていくと、ほぼ痛みはなくなった。
腰痛の治療も併せて行っているため、メインの治療は腰にシフトして継続中。
主に使用したツボ
(R)C5(1) (R)孔最 (R)T2(1) (R)T2(5)
同時に治療した症状
腰痛
考察
肩の動きは、自由度が高い故に、全身から様々な影響を受けやすい。
特に今回はその動きから、胸椎と前腕の調整を主に行い改善に至った。
競技としての現役を退いても、生涯スポーツの継続として痛みのない、よく動く体にしておく事は重要だと考える。
※結果には個人差があり、
症例1
患者
50代 女性
来院
2015年9月
症状
1月から縫製のパートを始め、良く腕を使うようになり6月中旬にゴミ出しの時に腕をひねってしまい、右肩から肘にかけて痛くなってきた。
当初は痛みが弱かったため、1か月ほど放置していたが、痛みが強くなってきたため7月25日に整形外科を受診。
3回痛み止めの注射を肩にしたが、痛みは変わらず段々と肩を上げる事ができなくなり、8月に入って痛みが強くなり夜間寝ていても痛くて目が覚めてしまうようになり、ネットで当院を見つけて来院。
治療内容と経過
まず肩の可動域を検査すると屈曲(正面に肩をあげる)は90度、外転(外から上げる)は60度ほどで痛みで上げられなくなってしまう。
肩甲骨の動きが悪く、上腕との連動が崩れている。
先ずは頸椎との関連を考え、対応する足首のツボに鍼をした。
すると外から上げる動きが90度まで改善したため、腰と股関節にある肩に関連するツボに鍼をするとさらに動きが良くなった。
初回の施術はこれで終了し、様子をみてもらうと夜間の痛みは大幅に軽減した。
何度か同じ施術を繰り返し、5回目を過ぎたころには夜間痛で目が覚めることはなくなっていた。
さらに胸椎と肩関節の関係に注目し、調整すると腕を捻る動作(洗髪動作)が徐々に改善した。
お仕事の関係で忙しく、施術ペースは週に1回程度であったため日常生活に支障がない状態まで3か月ほどかかった。
同時に治療した症状
なし
使用した主なツボ
(R)足太陽 (R)地点 (R)志室 (R)T7(1)
考察
五十肩は夜間痛があると睡眠不足になり、とても辛い思いをすることになる。
また可動域制限も強く、肩が上がらない状態が続くと、身体自体が動作を忘れてしまうことも多い。
活法の「痛いから動かない」のではなく「動かないから痛い」という考えに乗っ取り、「動く」状態を作ることが重要である。
患者様の声
※結果には個人差があり、