神奈川県厚木市の「はりきゅう専門」県央治療院
神奈川県厚木市の「はりきゅう専門」県央治療院

「成長痛だから」で終わらせてはいけない、ジュニアスポーツ選手のスポーツ障害。

" 治療・施術 "

2019年1月28日

こんにちは、院長市川です。

 

私は鍼灸院を経営する院長であり、3人の小学生の父親であり、小学生サッカーチームのサポートスタッフでもあります(雑用係とも言う)。

 

県央治療院ではスポーツ障害の施術に力を入れております、今までの施術で診てきたのは、大人のスポーツ障害は比較的早期に、大事になる前に対処される事が多いのに対し、子供のスポーツ障害に関しては軽くみられる傾向にあるように感じています。

 

特に膝痛(オスグット)などは成長痛だから、そのうち治るでしょ、放置され悪化するケースも多く見られます。

 

部活動の異常

私も中学から高校とサッカー部に所属していました、当時はサッカーを続けるには他に選択肢がありませんでしたし、当然の成り行きと考えていましたが、今考えれば異常の習慣だったなと思います。

 

朝練やって授業受けて、午後からまた練習、休みは月曜の一日のみ。

休日は試合か練習でほぼ一日中部活。

 

今もこれが多くの場合普通のようです。

 

文部科学省が部活動に関する指針を出して、休みを増やすように、練習時間を減らすように提言しているようですが、まだまだ浸透しているようではありません(私調べ)

 

実際あったケース

何年か前に、強豪で知られる高校の野球部の選手が来院しました。

症状は両スネの強い痛み。

 

いわゆる「シンスプリント」です。

 

ふくらはぎ内側の筋肉がパンパンに硬くなり、スネの骨の骨膜をひっぱり痛みを出します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原因は長時間の守備練習でつま先立ちになることが原因のようでした(実際に守備練習強化月間との事)

 

この場合固くなったふくらはぎの筋肉に鍼をするのではなく、胸椎に注目して背中に鍼をしました。

 

すると施術直後に痛みが半分になりました。

 

上々の結果に、次回の予約を提案すると患者さんの顔が曇ります。

 

付き添いで来た、お父さんも困り顔。

 

理由を聞いてみると「足が痛いと治療に行くと言って練習を休むと、監督が嫌な顔をする」「実は今日もなんとか治療に来た、この後練習に遅れて参加する」とのことでした。

 

私は「3~4日後に再度来院して施術する必要がある事」

 

「それまでの3~4日間は一切の運動をせずに、安静にして欲しい事」を伝えましたが「とてもじゃないけど無理です」との事でした。

 

とても残念でしたが、その患者さんはそのご疲労骨折となり長期休養となりました。

 

 

保護者が保護して欲しい

私が関わるチームの子供たちを見ていると、小学生でも「痛い」とか「疲れたから休みたい」となかなか言い出せないようです。

 

これは子供なりの「周りに心配をかけたくない」とか「チームメイトに遅れを取りたくない」といった感情が作用するようです。

 

もちろんそんな時はコーチや監督が、選手の表情や動きから敏感に察知して「どうした??少し休む??」と声をかける必要がありますが、やはり保護者の方が一番のサポーターであって欲しいと願います。

 

痛かったらすぐに休む。

 

本当に心から当たり前のことなのですが、ぜひそうしてください。

 

もし痛いから休む、施術に行くから休むと伝えたら嫌な顔をする愚かな指導者だとしたら、今すぐそのチームから逃げ出してください。

 

子供たちを守る最後の砦は保護者です、本来は指導者、保護者が一丸となって選手を守るのが当然だと思いますが、現状を見ると、とてもでないけど無理だと思われます。

 

先日のほっこりした症例

息子のサッカーチームのお父さんから、どうも3年生の息子さんが股関節辺りを痛がっているようだと相談を受けました。

 

その日は体育館での練習だったので、すぐに身体を診せてもらいました。

 

どうやらソケイ部に痛みがある様子。

 

痛くなる動作を確認すると、立った状態で膝を上げるとソケイ部に痛みがでる模様。

 

この日は鍼を持っていなかったので、整体術の活法の出番、仰向けに寝てもらおうと「治療するから寝てみて~、痛い事はしないよ~」と伝えるとなんと、立ったまま目を閉じた!!

 

一瞬??となりましたが、彼は「寝てみて」、を「眠ってみて」と捉えたのでしょう、目を閉じて眠ろうとしています(笑)

 

あまりの事に「可愛すぎか!!」と抱きしめてしまいました(笑)

 

施術の方は、牽引という手技を一手、痛みはスパッと無くなりました。

 

とてもとても癒されましたし、鍼がなくても現場で行える技術を持っている事をとても嬉しく感じました。

 

早期休養、早期治療

いままでの経験上、スポーツをする子供はとにかく回復が早いように感じます。

 

だからこそ、違和感をかんじたらすぐに休んで、治療しましょう。

 

多くのケースで短期間で改善していきます。

 

スポーツは楽しむ事が本質、だとしたら痛い場所があったら楽しくないですよね。

 

当院が取り入れる整動鍼・活法はスポーツ障害にベストマッチです。

 

小学生から高校生、もちろん大人も施術を受けています、ぜひご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

3人の子供の父親で、小学生サッカーチームのアシスタントコーチも兼任する鍼灸師。

 

自宅では娘に全く頭が上がらない、優しいパパです。

 

 

カテゴリー: 治療・施術.
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